肥料の製造工程
原料の搬入
◎搬入のある原料については主任計量者のもと計量を行い、搬入口より投入・保管します。
原料となる食品工業汚泥・下水処理汚泥については、各行政及び食品工場との契約の際に 国で定められた
判定基準に基づき、25項目以上の詳細な成分分析を行い、肥料原料に適合したものを搬入しております。
また、搬入後も定期的に成分分析を行い「安全」に十分配慮を行っております。
木材チップ添加
◎原料に対し、規定の割合で木材チップを混合させ、水分調整を行い、第一発酵棟へ堆積します。
木材チップについては、伐採木のみを使用しています。
建設廃材は一切の使用を行っておりません。
第1次発酵棟
◎水分調整後の仕込原料を約一週間堆積させ、温度変化を観察・確認しながら適正時期に他ブースへ切り返し作業を行います。
各ブースには、発酵の為、床に設置した送風機でエアレーションしています。
発酵温度に関しては、最大で85度を超える事もあり、高温滅菌されます。
◎1回目の切り返し作業が完了後、約1週間再び堆積させ、温度変化を確認しながら発酵を行い、適正時期に2回目の切り返し作業を実施します。
切り返し
◎切り返し作業は、性状・形状・経過によって異なりますが、最大で3週間程の期間を要します。
水分を飛ばし発酵を促すため、ホイールローダーで切り返しを行います。
この作業に3週間前後かかります。
第2次発酵棟
◎第1発酵棟で発酵工程が終わったものを移動してきます。
第2発酵棟では、自動切り返し機(サークルコンポ)を5台設置し、最終的な調整発酵と性状・形状の安定化、均一化を目的とし、稼動させています。
切り返し(サークルコンポ)
◎第2発酵棟レーンに投入後、約20日間の機械による切り返し作業を行います。
製品ふるい作業
◎第2発酵棟で熟成させたものをふるい機2台にかけ製品とリサイクルチップに分ける作業です。
第2発酵棟からふるい用ホッパーへ投入後、ベルトコンベアを経てふるい機に入ります。
ふるわれたものは製品倉庫で一定期間保管されます。
その他の木片類は、リサイクルチップとして原料棟へベルトコンベアで送られます。
リサイクルチップは再利用を繰り返し、無駄を省いた工程となっています。
製品の保管と袋詰めを経て出荷します
工場での工程は以上です。
完了後、製品倉庫にて更に熟成を行い出荷については、機械施設にて袋詰めを行います。
製品倉庫で一定期間熟成させたものから、袋詰め作業を行います。
商品については700㎏入りフレコンバックと12kg入り袋等があります。
形状については、3㎜、5㎜、15㎜とふるい作業の段階でメッシュ板の取替えにより変更しています。
以上、説明に加え、
フローシートも参考して下さい。